保険会社任せにしない

示談交渉の際「保険会社任せにしない」ことも大切です。交通事故で入院などをすれば、相手側の保険会社が動いてくれるため、ついすべて任せがちになります。しかし、保険会社は出来るだけ低い金額で示談に持っていこうとします。そのため、一生懸命になってくれるからと言って提示されるまま示談成立すると、相場よりもかなり低めの金額だったということも珍しくありません

慰謝料被害者の中には、相手の保険会社が一生懸命動いてくれたからと言って好印象を持つ人もいます。しかし、基本的に保険会社の人間も「自社のために」動くのです。嫌な言い方をすれば、提示した金額に納得させるために一生懸命動いている人もいます。そのため、提示金額をそのまま受け入れずに、自分でも相場を調べて低すぎないかを比較しましょう。弁護士に相談するのが一番ですが、インターネット上でもさまざまな体験談があるため、それらを比較するのも手軽に出来ます。

相手側の保険会社が丁寧な対応と適正慰謝料を支払ってくれたというケースもあります。しかし、これは一部であり、すべての人に当てはまるわけではありません。お金が関わることなので、後から被害者が泣きを見ないためにも自分が納得出来る金額かを確認することを心がけておいてください。

示談交渉のやり直しは出来ない

示談金などの交渉を行う場合、きちんと自分で納得した上で成立させてください。一度示談が成立してしまうと、示談交渉のやり直しは出来ません。後から気になる点が出てきても、それは除外されてしまいます。既に示談金を受け取って、納得したという署名押印をしているからです。後から不満を言っても、その時点では納得していたことを突っ込まれてしまえば何も出来ません。

弁護士個人の場合は提示された示談金が適切かどうかも分かりません。なるべく交通事故に強い弁護士を雇い、代理人にしておくことをオススメします。交通事故に強い弁護士であれば、さまざまな案件を見ているため、提示金額が適正かどうかを確認してくれます。法律に詳しくない人が「適正価格だ」と相手から言われると、そのまま受け入れてしまいがちです。しかし、弁護士を雇っているということで低い金額を提示してくる保険会社も若干減ります。

示談交渉時点で被害者のみで対応していて、金額に納得出来ない人はそこからでも弁護士に相談を検討してください。示談成立がする前であれば、弁護士を雇って金額を訂正させることも可能です。示談成立後に弁護士に相談をしても、何も出来ないので相談は成立前を徹底しましょう。

保険会社任せにしない

交通事故の示談を安易に受けない

スーパーの駐車場などで車とぶつかった場合、警察に連絡をせずにその場で示談をする人がいます。例えば、軽くぶつかっただけなので数万円の治療費で警察を呼ばない、という人も少なくはありません。しかし、交通事故による後遺障害などは馬鹿に出来ません。軽くぶつかっただけでも、身体の中では大きな負担となって後から大変な症状が出ることもあるからです。

警察相手からいくらか渡されて「これで勘弁して欲しい」など言われても、絶対に受け取らずに警察を呼びましょう。そこでお金を受け取ってしまえば示談成立とみなされて、その後にかかった治療費や修理費などすべて自腹になります。法律に詳しくない人が急に事故に巻き込まれた場合、冷静に判断は出来ません。しかし、安易な示談金が受け取らずに警察に連絡をして事故証明や実況見分をしてもらいましょう。示談をするのは、それらが終わってからでも問題ありません。むしろ、示談は治療などが終わってから行うのが本来の手順なのです。

交通事故に遭った時、示談を成立させておけば後から警察に通報されても刑事責任が軽くなるため、急いで示談をしようとする人もいます。僅かな示談金を受け取ることで後々の後遺障害で受け取れる賠償金や慰謝料を受け取る資格がはく奪されてしまうので注意してください。どんなに急いでいても、相手が詰め寄って来ても安易に示談金は受け取らずにすぐ警察に電話をしましょう。これはトラブルにならないための対処法でもあるのです。

示談交渉のやり直しは出来ない